蒸気トラップ・バルブの検査

蒸気トラップが漏れたり、故障したりすると、製品品質、安全性、エネルギー損失の点で非常にコストがかかります。特殊な蒸気トラップの動作には違いがあり、超音波技術は、あらゆる種類のトラップ（下向きバケット、サーモダイナミック、フロート、サーモスタット、一方向弁）の動作状態を判断するのに使用することができます。動作状態においては通常、以下の2つの要因を求めます:

1. 内部の漏れ：部分的に開放または閉止している状態
2. 調節：動作状態では、仕様に合わせて調節されているかどうか?

検査機器「Ultraprobe」を使用すると、蒸気トラップの稼働中に動作状態を簡単に判断することができます。

蒸気トラップを検査する理由

ご使用の蒸気トラップを正しく維持することが重要です。故障した蒸気トラップの影響を無視することはできません:

• 安全性：ウォーターハンマー現象は、お客様の設備に深刻な損傷を与え、作業者が重症を負う可能性があります!
• 製造プロセスの効率：プロセス中は適切な温度を維持します
• 戻り配管の復水の防止：配管内の水はサビの原因となります
• コスト削減：トラップが部分的に漏れていると、エネルギー浪費の点で非常にコスがかかります!

定期的に点検を行うことをお勧めします。この点検によりコスト、効率、良好な稼働プロセスが向上することが統計に現れています。

超音波による漏れ検出の仕組み

蒸気トラップは、連続フロー（または連続フロー調節）タイプまたは「オン-オフ」（保持-放出-保持）タイプとして定義できます。UE Systems社のUltraprobeならば、検査担当者はあらゆる環境下でトラップの動作を簡単に識別できます。

検査機器は、単純なアナログ機器から、非接触式赤外線放射温度計、サウンド分析、データ保存機能を搭載した最新式デジタル機器内から選択できます。UE Systems社独自の周波数同調機能により、文字通りトラップ音を聞いて漏れている、またはブローしているトラップをはっきりと見つけることができます。

検査方法は蒸気トラップの種類によって異なります。ご使用のシステムを詳しく知ることが基本ルールになります。超音波蒸気トラップの検査は、担当者が音質と強度の差をすぐに特定できるので動作状態を正確に判断できるという点で「正」試験とみなされます。

→蒸気トラップのトラブルシューティングガイドは、ラーニングセンターをご覧ください
-> A steam trap troubleshooting guide is available at our learning center section.

バルブ検査

蒸気トラップに続き、類似した検査を蒸気、ガス充填、または油圧システムのいずれかの開閉バルブで実施します。

閉止状態のバルブで漏れを判断するには、単純にバルブの音を聞き、乱流の発生で判断します。漏れ検出レベルが低い場合や騒音がある環境下では、ABCD法を使用して診断します:

検査機器は、単純なアナログ機器から、非接触式赤外線放射温度計、サウンド分析、データ保存機能を搭載した最新式デジタル機器内から選択できます。UE Systems社独自の周波数同調機能により、漏れ音に同調し、診断することができます。

Ultraprobeを使用すれば、すばやく正確にバルブを検査できます!