ベアリング・潤滑検査
Ultrasound provides an early warning of bearing or lubrication failure
ベアリング状態の監視と潤滑
検査機器「Ultraprobe」を使用して回転装置の予知検査と事前検査を行うと、かなりのメリットがあります。ベアリングの超音波検査プログラムは、以下をご用意しています:
- ベアリング故障の早期発見
- 潤滑不足の検出
- 潤滑過多の防止
- 高度なソフトウェアで作業工程と分析を効率的にサポート
超音波はすべてのベアリング速度(高、中、低)に対応しています。さらに、超音波は高周波で短波信号なので、迷走し、混乱させる
背景雑音を除去し、特定の検査対象に焦点を当てることができます。基本的な検査方法はとても簡単で、研修の必要はありません。
より高度な方法を必要とするエンジニアに対しては、1日講座、現場での実地研修、5日間の認証コースといった幅広い研修コースをご用意しています。
アナログ検査機器では、騒音レベルを観察すると同時に音質を聴くことができます。デジタル検査機器には、専門のソフトウェアによる音とデータの分析といった追加機能が搭載されています。さらに上級モデルのデジタル機器には、以下に示す総合的なベアリング状態監視プログラム機能が搭載されています:
- データロギング:アラームパラメータのトレンドと設定用DMSソフトウェア
- 設定データの転送:超高速での検査手順のデータ収集用
- サンプル音の記録:分析・レポート用スペクトル解析
- 他のパラメータや画像を取り込んだ定型文書(カスタマイズ可能)
- データ共有:PCネットワーク上で動作するソフトウェアパッケージ
超音波によるベアリング検査の仕組み
機械的な移動により、幅広い音のスペクトルが生じます。機械装置に過剰な応力を与える主な原因の1つに摩擦があります。超音波機器はこの摩擦を検出します。高周波の狭帯域に焦点を当てることで、Ultraprobeは動作中の装置によって発生した振幅や音質のわずかな変化も見逃しません。Ultraprobeでは、通常検出できない音を、ヘッドホンを通じて聴き取り、トレンド、比較、分析用ディスプレイパネルで観察できる可聴範囲に周波数変換します。
超音波監視により、ベアリングの故障を早期に警告できるようになりました。
ベアリングの故障段階は細かく分かれています。判定基準に対して8 dBゲインは、故障の予兆または潤滑不足を示し、12 dBの増加は故障の始まりとなります。16 dBゲインは故障が進んだ状態を示し、35~50 dBのゲインは重度の故障を示します。超音波スペクトル解析担当者は、FFTとタイムチャート分析によってこれらの状態を観察することができます。

DMS, Data Management Software

FFT of Spectralyser, Spectrum Analyses Software
超音波によるベアリング検査方法
超音波によりベアリングを監視するには以下の3つの方法があります:
- 比較:同じタイプのベアリングを比較し、偏差に注意してすばやく簡単に検査します
- 履歴:DMSソフトウェアにより、測定値の経時的なトレンドを確立します
- 分析:ベアリング故障確認用計算ツールを搭載した
履歴方法とDMSソフトウェアを組み合わせれば、データポイントのアラームレベルをプログラミングすることもできます:
- 判定基準の測定値
- 第1アラーム = 潤滑不足を表示
- 第2アラーム = ベアリング故障を早期に警告
検査手順から新しいデータをアップロードし、ソフトウェアのレポート機能により潤滑レポートをすばやく簡単に作成できます。
Grease Caddyによる潤滑過多の防止
ベアリングの故障(早期~重度)の60~80%が潤滑に関連しています。潤滑剤の選択や塗布方法の間違い、潤滑剤の汚れや劣化などが挙げられます。
適切な潤滑剤を選ぶのはもちろん、UE Systems社の超音波機器を使用すれば、潤滑不足を確認し、潤滑過多になるのを防ぐことができます。
ベアリングごとに判定基準を設定し、定期的に試験を行ってデシベルの増加に注意します。音質に変化が見られないままベアリングが判定基準に対して8 dBゲインに達したら、潤滑が必要となります。潤滑剤を塗布する場合、dBレベルが判定基準にまで下がったら中止します。とても簡単です!
UE Systems社製機器「Grease Caddy」は、お客様の潤滑作業をサポートするために特別に開発されました。Grease Caddyの長所:
- 潤滑担当者にとってコストパフォーマンスの高い機器
- かんたん操作
- 取付け金具やベルトホルスターを使用することにより、ハンズフリーでの潤滑作業が可能
UE Systems社製超音波ベアリングプログラムの主なメリット:
超音波には、特別な研修が必要です:
- 導入プロセスは従来のプログラムにすばやく簡単に統合
- データ管理ソフトウェアは使いやすく、必要なレポートを作成
- 担当者の各レベルに対応したプログラム
- 従来のプログラム転送が簡単で、長時間持続可能
ソフトウェア:
- DMSおよびSpectralyserのライセンス・アップデートが無償!
- アップデートに、レポート機能追加(Webサイト限定)
グローバルなサポート体制
- 多言語対応・現地サポート
- 複数プラントのデータ・ベンチマークの比較
- 充実のテクニカルサポート
潤滑およびベアリング検査については、ラーニングセンターをご覧いただくか、またはDMSソフトウェアをダウンロードしてください。
See our learning center section for more detailed information on the subject of lubrication & bearing inspection or download our DMS software for your review.
デモンストレーションのご依頼、あるいは導入をご検討の場合は、弊社までお問い合わせください。
Contact us if you like to ask for a demonstration or discuss implementation possibilities
超音波はすべてのベアリング速度(高、中、低)に対応しています